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娘の絵本評を書いたので、今度はパパのここ1ヶ月で読んだ本の中から「チーム・バチスタの栄光(上)、(下)」海堂尊、「普通の家族がいちばん怖い」岩村暢子、「夢をかなえるゾウ」水野敬也のご紹介。 「チーム・バチスタの栄光(上)(下)」海堂尊、宝島社文庫:気に入り度 ![]() 今日から映画公開というのに何をいまさらという感じですが、新刊で読む気までは起こらず、単行本化されたので読みました。確かに、心臓外科手術の描写とかは、「やっぱり現役の医者が書いたものかなあ」という感じですかね。雰囲気は良く伝わってきます(この人といい、西川史子女医といい、副業が忙しそうだけど、医師不足の時代、本業の方もよろしくお願いしまーす)。 ただミステリーとしては、下巻でいきなり超切れ者の白鳥なる人物が登場し、肝心なことはアメリカで調査済み、あれよあれよと事件を解決してしまうのは、少し強引なストーリー展開かも?田口先生がアメリカ出張でもすれば、違った展開になったかもね。名探偵ホームズのようにワトソン役の田口先生の目から話が語られているところや、白鳥が調べ物をしている間に殺人が起こるところとかは、金田一耕助シリーズで良くある話なので、ミステリーとしては王道を行ってるのかもしれない。でも、このあたりが作者の限界か? 「夢をかなえるゾウ」水野敬也、飛鳥新書:気に入り度 ![]() ![]() ![]() 自己啓発本だと知らず、思わず買ってしまったが、かなり楽しめた(自己啓発とかの本はうさんくささが漂うので、どうも苦手だったんですけど)。私も意思が弱いので、ガネーシャに言わせれば「このままだと200%成功でけへんで」の方ですかねえ。しかし、「この作者、まだ若いようだけど、ガネーシャの教えをちゃんと実行しているのか?どのくらいリッチなのか?」なんてことが気になりますね(まあ私よりはリッチなのだろうけど)。 むしろ、「自己啓発本をモチーフにした、新しい小説」として読んだほうが、楽しめるかもしれない。軽妙な語り口がなかなか時代に合っているので、この人の普通の小説を読んでみたいなあと思ったのは、私だけ? 「普通の家族がいちばん怖い」岩村暢子、新潮社:気に入り度 ![]() ![]() ![]() 一般家庭の主婦のクリスマスとお正月の食卓に関するアンケートから最近の家庭の現状をつまびらかにした、衝撃の書。客観的に書かれているので淡々とアンケート結果が紹介されている感もあり、華々しさはないが、その分、中で出てくる家庭の荒廃ぶりに背筋が寒くなった。「うちの嫁さんはここまでひどくないなあ」などと胸をなでおろしたが、おじいちゃん、おばあちゃんからお年玉をもらっているとか、いくつか我が家でも思い当たる節もあり、他人事では済まされない。まあ、このアンケートが主婦に焦点が当てられているので、本を読んでいるとつい、”ひっでえ主婦だなあ”と思いがちだが、作者も注意書きしているとおり、裏には旦那とか、おじいちゃん・おばあちゃんの方の問題もあり、主婦だけに荒廃の原因を被せるのは酷。 こういう家庭で育った子がネズミ算式に増えていくかと思うと、日本の将来ってどうなっちゃうんでしょうか?まあ、パパのできることといえば、この本の家庭を反面教師に、なんとか我が家だけでも守ることぐらいだなあ。どこまでできるかわからないけど。 |
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