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忘れないうちに本の感想を書いておきます。 今回は、「幸福な食卓」 (瀬尾まいこ、講談社文庫)、「図書館戦争」 (有川浩、メディアワークス)、「FINE DAYS」(本多孝好 祥伝社文庫)の3作品。 「幸福な食卓」 瀬尾まいこ 講談社文庫 お気に入り度: ![]() ![]() ![]() ![]() 父さんをやめると宣言して受験生になった父親、訳あって近所で一人暮らしをしている母親、天才児と騒がれながら何事にも真剣になれず、無農薬野菜作りを楽しむ兄、まじめで健気に普通の生活をしたいと望む主人公の佐和子。 佐和子に大浦君という素敵な恋人が出来るのですが、ある日悲しい出来事が・・・。 こちらは映画になってるので、観た人も多いのではないでしょうか。 普通の家族が、父親のある行動をきっかけに、各自の歯車が少しずつ狂いはじめます。 それぞれが深い悩みを抱えながら、それでも家族としてお互いを支えあう姿に、とっても共感を覚えました。 うちの子供はまだ小さいですが(それでも、上の子は精神的に不安定になることもあるんですけど)、これから先、悩みを抱えたときに、うまく支えてあげることができるのか?なんてことを真剣に考えちゃいました。 形はゆがんでるけど、この本の家族は、とっても素敵だなあ。 最近、家族とかをテーマにした小説が心にしみるようになりました。 「図書館戦争」 有川浩 メディアワークス お気に入り度: ![]() ![]() ![]() メディア良化委員会との抗争のために軍事組織を持つに至った図書館。主人公の笠原郁 は初の女性隊員として図書特殊部隊に配属されたのですが・・・。 とにかく男勝りで無鉄砲な郁と、厳しいけど暖かい指導教官の堂上。クールな優等生の戸塚や美人で情報通の柴崎。 なかなか魅力的なキャラクターがそろってます。 結構、話題になってる本なのと、カバーが目立つので、一度、このシリーズを読んでみたいと思ってました。 パワフルな女の子が、はちゃめちゃな活躍する話ってどこかで読んだなあと思ったら、これは 現代版の「ダーティペア」(原作:高千穂遥)ではないですか!? 最近の人、「ダーティペア」知らないんだろうなあ・・・。 確か、キャッツ・アイの後でTVアニメ化されたんですけど。 中学・高校の頃だったら、間違いなく、続編の「図書館内乱」「図書館危機」「図書館革命」を いっぺんに読破するところですが、残念ながら、これだけハイテンションかつビジュアルな作品を続けざまに読む元気は私にはもう残ってません。 4月からアニメになるそうなので、そっちで楽しみますか。 ああ、”アニメディア”やら、”アニメージュ”などの雑誌に毎月、心躍らせていたあの頃に戻りたい。 「FINE DAYS」 本多孝好 祥伝社文庫 お気に入り度: ![]() ![]() ![]() ちょっと不思議な恋愛短編小説集 迷惑に思うと相手に不幸が起こる少女の話”FINE DAYS”。 余命いくばくも無い父親の願いで人探しをしていると、昔の父親とその恋人に出会ってしまう”イエスタデイズ”。 個人的には、後半の2編、”眠りのための暖かな場所”と”シェード”が気にいりました。 ”眠りのための暖かな場所”は、妹を自分のために死なせてしまったトラウマに悩む女と、姉の絵を見ると未来を予言することが出来る男との物語。 最後は、主人公の女性と超能力者との対決シーンで終わります。 たぶん、スティーブンキングだったら、この後の対決をリアルに描くんだろうなあ。 なぜだか、読後は「キャリー」という映画を思い出してしまいました。 ”シェード”は、消えてゆく愛する人のために精魂込めて美しいランプシェードを製作したガラス職人の話がアンティークショップのおばあさんに語られるのですが、その話は主人公の僕の今と微妙に重なります。 不思議な話でありながら、読み手に青春とか恋愛への共感を引き出すあたり、なかなか、話の作り方がうまい人だなあと感じました。 はまると、続けざまに読む人も多そうですね。 最後の”シェード”、文体もストーリーも美しい話なので、興味とお時間があったら、読んでみてください。 |
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