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最近読んだ本「食堂かたつむり」(小川糸、ポプラ社)。 都会でインド人の彼にふられ、財産も、失語症で言葉も失った「倫子」が、失意のまま バスに乗りこみ、ふるさとの町に戻るところから話が始まります。 ふるさとに居るのはスナックを経営しながら豪邸に住んでる”おかん”。 長年、すれ違いばかりのおかんなのですが、お金と敷地を借りることを頼み込み、 倫子は敷地の端で”食堂かたつむり”を始めます。 貸す条件は借金の返済と、おかんの愛豚「エルメス」の世話。 愛情込めて作る倫子の料理は”奇跡を生む”と評判を呼び、次第にお客さんが増え、 おかんとの冷め切っていた関係も少しずつ変化してゆきます。
私が”食堂”と名のつく作品といって、まず思い出すのが、映画「かもめ食堂」。 美しいヘルシンキの町並みを舞台に、小林聡美の作るパンやら、おにぎりに惹かれて、 ふしぎな日本人(もたいまさこ、片桐はいり)やら、現地の人たちが集まって来る 映画でしたね(小林聡美、もたいまさことくれば、「やっぱり猫が好き」ですけどね)。 「バルト海の乙女」と呼ばれるヘルシンキの美しさ。個性的なキャラクター。 派手さはないけど、ほのぼのとして、いい映画だなあって思いました。 この映画が生み出す”料理の奇跡”の源は、小林聡美演ずるサチエの 食べる人への愛情と、フィンランドの景色と人の美しさってところ。
食べ物の奇跡ということで私がもう1つ好きな映画をあげるとすれば、「ショコラ」。 ジュエリット・ビノシュ演じるヴィアンヌのつくるチョコレートが古い因習にとらわれた町に 新しい風を巻き込むという話。 これもいい映画だったなあ。 そういえば、ヴィアンヌが思いを寄せるジプシーの青年は、今をときめくジャック船長 (ジョニー・デップ)でしたねえ。 こちらの奇跡の源は、ヴィアンヌの情熱的な愛情と妖艶さってところか?
翻って「食堂かたつむり」ですが、こちらの”料理の奇跡”の源は、 倫子の食べる人と”素材”への愛情。 生きているものを”いただく”という感覚は、日本人ならではの、すばらしい感覚なんだ ということを、この本を読んで改めて認識しました。
子供たちにも「残さず食べなさい」とだけは、口を酸っぱくするほど、言ってるんですけど、 こういう食べ物への感覚、ちゃんと判ってくれるかなあ。
さーて、倫子の作る一世一代の料理の素材はなんでしょうか? 気になった人は、ぜひ、読んでみてください。 |
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こんばんは〜 |
ちゃちゃ 2008/04/13 19:51 |
そんなに混んでるんですか。 |
kooning 2008/04/14 05:23 |
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